Leque
Joined 1 February 2007
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英語の、今の日本語のなどを見つつ短きふみをものせり。計算機のことなども書けり。
いにしへのふみをこのみて源氏、更級など讀み侍るを、物の師につきてならひたるにしもあらねば、ひがこともあれ、あはつかに言葉たらぬこともありなむかし。をしへさせ給はばかたじけなくなむ。
Possible reconsideration of the banning of wikipedia in ancient languages
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うつはもの
edit- 眞字を、今の、康煕字典のにせさするを書きつ(User:Leque/monobook.js)。使はせたまふは User:御名/monobook.js に書かせたまはば、上にタブあらたにあらはれむ。
(現代日本語): 漢字の字体を康煕字典体、常用漢字体に変換する JavaScript を書きました。お使いになる方は、User:ユーザ名/monobook.js に User:Leque/monobook.js の内容をコピーしてください。上のタブの右側に字体変換用のタブが追加されます。
読みしふみ
editいにしへのふみのほか、それを解きたるも読めり。
- 『岩波古語辞典』(ISBN 4-00-080073-6) -- 「思ひ」「こころ」など、似たることばのけぢめも解けり。助詞、助動詞のことも詳し。圖表などは多からず、江戸のころのことばは多からざめり。
- 『古典文法質問箱』(ISBN 4-04-326002-4) -- 文法のことくさぐさ
- 『私の國語教室』(ISBN 4167258064) -- 歴史的かなづかひのこと
- 『歴史的仮名遣い その成立と特徴』(ISBN 4-12-100810-3) -- かなづかひの歴史
- 『平安朝文章史』(ISBN 4480085874) -- 平安のふみのさまざま
- 『古文表現法講義』(ISBN 4-00-028033-3) -- 物語を作らむかしといふにて、事典にはつきづきしからぬもあれ、よきふみならむとなむ。
- 『現代語から古語を引く辞典 』(ISBN 978-4385140421) -- かくかくはいつのことばなりけりとはあらぬはをしうなむ。傍によろしき古語辞典を置きてつかふべし。
- 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』 -- かなぶみにてらしつつからぶみよみのことばを解ける。
オンラインのいにしへのふみ
edit- J-TEXTS 日本文学電子図書館 -- 四鏡、栄花物語、徒然草など
- GENJI-MONOGATARI -- 源氏物語 青表紙本
- University of Virginia: Japanese Text Initiative -- 八代集、竹取、大和、伊勢、大和物語、源氏など名高きはおほかたあめり
- やまとうた -- 代々のやまとうた、歌学の書など
- 古典籍総合データベース -- 江戸よりさきの代にしるされたるふみの畫像など
書きつけ
edit- 先史時代
- ハのくだり = pa やう
- 奈良時代
- ハのくだり = fa やう
- サのくだり = ʃa やう
- チ = ti
- ツ = tu
- かみつよの八十八のこゑ
- 〜900
- コ・ゴのほか、かみつよのこゑをわきためず
- 〜950
- コ・ゴをわきためずなりぬ
- 拗ぢる音、撥ぬる音、促まる音を言ひそむ(オシサカ・オサカ・オムサカなどの例もあればうたがひもあり)
- 音の便にて「聞きたり」を「聞いたり」などいひそむ
- ことばのはじめに、にごる音、ラのくだりの音言ひならはしそむ
- 〜1000
- ア・ヤのくだりのエわきためずなりぬ
- 〜1050
- オ・ヲわきためずなりぬ
- ことばのなから、しりへの f → w
- ≒1200
- イ・ヰわきためずなりぬ
- エ・ヱわきためずなりぬ
- 室町のころ
- サ = sa
- ス = su
- ソ = so
- チ = tʃi
- ツ = tsu
- ou, eu → oː 合音
- au → ɔː 開音
- 江戸のころ
- ei → eː
- はじめ
- ジ・ヂをわきためずなりぬ
- ズ・ヅをわきためずなりぬ
- oː, ɔː をわきためずなりぬ
- なかごろ
- ことばのなから、しりへのガのくだりの音を ŋa とやうに言ひそむ。
- 金田一京助 監修、五十嵐仁一 編、『上代仮名遣辞典』、小学館、1969
日本紀の訓みに見ゆる序数詞
- 日(か)
- 常、片、段(きだ)
- 段(むら)
- 種(くさ)
- 兩(ころ)
- 尺(さか)。シャクといふに同じなり。長さを言ふ。
- 斛(さか)。百万石などいふ石(こく)に同じ。うつはの大きさなり。
- 里(さと)。
- 級(しな)。「冠位一級(かうぶりひとしな)」
- 傾(しめ)
- 頃(しろ)。広さをいふ。
- 絛(たはり)
- 廻(たび)。「あまたたび」
- 隊(たむら)。「人にたむらあり」
- 人(たり)。「ひとり、ふたり、みたり、よたり、いつたり…」
- 月(つき)
- 世(つぎ)。「三世の孫」
- 杖(つゑ)。長さ。一丈にほぼ同じ。
- 区(ところ)
- 年(とせ)
- 斤(はかり)
- 張(ひら)。「皮一張(かはひとひら)」
- 艘(ふな)。「船一艘(ふねひとふな)」
- 尋(ひろ)。深さ、長さを言ふ。「千尋の海」
- 匹、連、端(むら)。布二反を巻きたるを言ふ。
- 度(より)。「たび」に同じ。「三度(みより)」
- 絛(をち)。「十七絛(とをちあまりななをち)の憲法」
日本紀の訓みはべちのからぶみよみに似ず、ものの数もやまとことばにて訓む。ほかもなべてのにことなること多かると。
- 『平安時代の漢文訓読語につきての研究』
- 『岩波古語辞典』(ISBN 4-00-080073-6)
- 両親
- かぞいろは、ちちはは
- 父親
- ちち
- 母親
- はは、いろは
- 同母兄
- いろえ
- 同母兄弟
- いろせ。妹→兄、姉→弟
- 同母弟妹
- いろど。兄→弟、姉→妹
- 同母妹
- いろも。兄→妹
- 兄
- あに
- 姉
- あね
- 弟妹
- おとうと、兄→弟・姉→妹。かみつよ: いも、兄→妹、せ、姉→弟
- 姉妹
- いもうと。兄弟→姉妹
- 兄弟
- せうと。姉妹→兄弟
接辭
- け-。「けうとし」「けおとる」
- お-、おほん-(←おほみ)
- す-。「すなほ」
- を-。「をぐし」「をぐらき」
- こ-。「小舎人」「こはぎ」「小柴垣」「こだかく」
- うひ-。「うひかうぶり」「うひたつ」
- にひ-。「にひたまくら」
- はつ-。「はつはな」「はつね」
- なま-。「なま受領」「なまわづらはし」「なまかたほ」
- えせ-。「えせ受領」「えせさいはひ」
- ひが-。「ひがかぞへ」「ひがいらへ」
- -ら。「われら」
- -ども。「草紙ども」「家ども」
- -たち。「みこたち」「おとどたち」
- -ばら。「宮ばら」「法師ばら」
- -つ、-ち、-り、-たり、か、づつ。序数詞
- -み。「速み」
- -さ。「久しさ」「あはれさ」「歸るさ」
- -めかし。「今めかしき」
- -がまし
- -めく、-めかす
- -やぐ。「わかやぐ」
- -だつ。「屏風几帳だつもの」
- -ばむ
- -がる。「あはれがる」
- -ぶ。「大人ぶ」
- -げ。「おそろしげ」
- -やか。「わかやか」
- 山田孝雄、『平安朝文法史』、宝文館、昭和二十六年