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1. うちなあぐち普及デンサー節 edit

うちなーぐち やまとぅぐち
1.

うちなあぬ言葉
んかしからぬうちなぐち
子孫に継じ
行かねなゆみデンサー
スーリデンサー

沖縄の言葉
むかしからのうちなぐち
子孫に受け継ぎ
行かねばならぬデンサー
スーリデンサー

2.

うちなぐち語てぃ
童ん達に聞かち
言ちゃいはんちゃい
なゆしどぅ我ねえ願ゆるデンサー
スーリデンサー

沖縄語を語り
子供らに聞かせ
会話が交せる
ことを私は願うデンサー
スーリデンサー

3.

うむるさうし 琉歌
組踊 民謡
あまん世からうやふじぬ
つくたる言葉デンサー
スーリデンサー

おもさうし 琉歌
組踊 民謡
神代から祖先が
創った言葉デンサー
スーリデンサー

4.

物語作てぃ
うちなぐちし書ち留みてぃ
世間御真人ぬ
肝ぬなぐさみなゆさデンサー
スーリデンサー

物語を作り
沖縄語で書き記し
世間万人の
心の慰めなるのさデンサー
スーリデンサー

5.

やまとぅぐちや肝足らん
アミリカ口や肝ならん
島言葉忘りね
肝どぅ捨てぃゆるデンサー
スーリデンサー

標準語は肝足りず
英語は肝にならず
島言葉忘れると
心を捨てることデンサー
スーリデンサー

6.

ゆんたくひんたくうちなぐち
歌ゆ歌りば島言葉
語れ遊ば
歌てぃ踊りば楽しみデンサー
スーリデンサー

お喋りかわせば沖縄語
歌を歌えば島言葉
語り遊ぼう
歌い踊れば楽しやデンサー
スーリデンサー

7.

一家子 揃とてぃうちなぐち
友ん達とぅ連りてぃ島言葉
何時んまあんじん
語りば黄金言葉デンサー
スーリデンサー

家族揃って沖縄語
友らと連れだって島言葉
何時でもどこでも
語れば黄金言葉デンサー
スーリデンサー

2. うちなあぐち普及トゥバラーマ節 edit

うちなーぐち やまとぅぐち
1.

島ぬ言葉
親ぬ言葉
あまん世からぬ
わした島言葉 イラ
ンゾーシ 島言葉

島の言葉
親の言葉
神代からの
我ら島言葉 イラ
ンゾーシ 島言葉

2.

時代や流り
世ぬ主変わるとぅん
うちなぐちや 
幾代までぃん イラ
ンゾーシ 島言葉

時代が移り
為政者変わるとも
うちなぐちは 
幾代まで イラ
ンゾーシ 島言葉

3.

流り水や
海にどぅ堪る
島ぬ言葉 
肝にどぅ堪る イラ
ンゾーシ 島言葉

流れゆく水は
海にこそ堪る
島の言葉 
肝にこそ堪る イラ
ンゾーシ 島言葉

4.

海ゆ見りば
島ん人 思び出ぢゃち
島に戻りば
うちなぐち語てぃ  イラ
ンゾーシ  島言葉

海を眺めれば
島人 思い出し
島に戻れば
うちなぐち語り  イラ
ンゾーシ  島言葉

5.

くぬ島くぬ国や 
昔(んかし)からぬ
詩ぬ島
踊いぬ里ヨ イラ
イゾーシ 歌ぬ島

この島この国は 
昔からの
詩の島
踊りの里ヨ イラ
イゾーシ 歌の島

6.

誰が作てぃ
誰が語い継じゅる
御真人ぬ語てぃ
肝うらあきてぃ イラ
ンゾーシ 島言葉

誰が作り
誰が語り継いだのか
万人が語り
心癒し イラ
ンゾーシ 島言葉

3. うちなあぐち普及十番口説 edit

うちなーぐち やまとぅぐち
1.

一(てぃい)ち 手墨(てぃしみ)学問(ぐゎくむん)や
うちなあぐちしどぅしわるやる
うみはまてぃ習やびら

一つ 手墨学問は
沖縄語ですべきである
懸命に学び給え

2.

二(たあ)ち 互(たげ)に語やびら
島(しぃま)ぬ言葉(くとぅば)
押(う)し連(ち)りてぃ
ゆんたくすりば面白(うむしる)え

二つ 互に語り合おう
島の言葉
連れ立って
お喋りすれば面白いもの

3.

三(みい)ち 見りば書ち美(じゅ)らさ
聞(ち)ちば 歌声(うたぎぃい)
歌謡てぃ踊(をぅどぅ)い
遊(あし)びば さてぃ見事(みぐとぅ)

三つ 見れば書き麗しく
聞けば 歌声
歌謡い踊り遊べば
さても見事

4.

四(ゆう)ち 豊かな島言葉
黄金(くがに)言葉書ち留(とぅ)みてぃ
肝(ちむ)ぬなぐさみなゆさ

四つ 豊かな島言葉
黄金言葉書ち記しるせば
心の慰めになるべし

5.

五(いち)ち 何時(いち)ぬ
世(ゆ)になてぃん
生(ん)まり島ぬ言葉や大切(てえしち)
宝 かなさみしょり

五つ 何時の世になっても
故郷の言葉は
宝で大切 慈しむべし

6.

六(むう)ち 村々里々ぬ言葉ん
変わやい珍らしや何時む何時迄ん
むとぅうちいちゅる如(ぐとぅ)

六つ 村々里々の言葉も
夫々に珍し何時何時迄も
長く続きますように

7.

七(なな)ち 今(なま)からや
  うちなあぬ世うやふじぬ言葉 
取(とぅ)い戻(むどぅ)ち
受ち継(ち)じ行かねなゆみ

七つ これからは沖縄の世
祖先の言葉 
取り戻し
受け継ぎ行かねばならぬ

8.

八(やあ)ち 大和世(やまとぅゆ)になてぃん
今ぬ今までぃうちなぐち
残(ぬく)やい語らり変わり無(ね)らん

八つ 大和世になっても
今の今まで沖縄語
残り語られ変わり無き

9.

九(くくぬ)ち くぬ島くぬ国や
  昔(んかし)から詩ぬ島
踊いぬ里遊び国

九つ この島この国は 
  昔から詩の島
  踊りの里遊びの国
 

10.

十(とぅう)や 年取(とぅしとぅ)てぃぬ
楽(たぬ)しみや
子孫(くゎんまが)ん達(ちゃあ)に 
うちなぐち語てぃ
遊ぶるくとぅでむぬ

十は 年取っての楽しみは
子や孫達に 
沖縄語語り
遊ぶことなのです

4. うちなあぐち普及汗水節 edit

うちなーぐち やまとぅぐち
1.

一、汗水ゆ流ち うちなぐち習ゆる

  心嬉しさや 他所ぬ知ゆみ 他所ぬ知ゆみ 

  ユイヤサーサー 他所ぬ知ゆみ

  シュラヨー シュラ 習やびら

一、汗水を流し うちなぐち習う

  嬉しさは 誰ぞ知る 誰ぞ知る 

  ユイヤサーサー 誰ぞ知る

  シュラヨー シュラ 習いましょ

2.

二、一日に一人 百日に百人に

  習ち損なゆみ 島ぬ言葉 昔言葉

  ユイヤサーサー 島ぬ言葉

  シュラヨー シュラ 習やびら

二、一日に一人 百日に百人に

  教えて損なるか 島の言葉 昔言葉

  ユイヤサーサー 島の言葉

  シュラヨー シュラ 習いましょ

3.

三、朝夕うみはまてぃ 習てぃちゃる言葉

  子孫とぅ共に 語れ遊ば 語れ遊ば

  ユイヤサーサー 語れ遊ば

  シュラヨー シュラ 語やびら

三、朝夕懸命に 習てきた言葉

  子や孫と共に 語り遊ぶ 語り遊ぶ

  ユイヤサーサー 語り遊ぶ

  シュラヨー シュラ 語りましょ

4.

四、うちなぐち語てぃ 友びうち揃てぃ

  夜ぬ明きてぃ太陽ぬ 上がる迄ん 上がる迄ん

  ユイヤサーサ 上がるまでぃん

  シュラヨー シュラ 語やびら

四、うちなぐち語り 友らうち揃い

  夜が明け太陽が 昇る時迄 昇る時迄

  ユイヤサーサ 昇る時迄

  シュラヨー シュラ 語りましょ

5.

五、寄ゆる年忘てぃ わした島言葉

  うちなぐちや 広く知らし 広く知らし

  ユイヤサーサー 広く知らし

  シュラヨー シュラ 広みやびら

五、寄る年も忘れ わが島言葉

  うちなぐちは 広く知らしめ 広く知らしめ

  ユイヤサーサー 広く知らしめ

  シュラヨー シュラ 広めましょ

6.

六、御万人ぬ為ん 我が為とぅ思てぃ

  うちなぐち広み 尽しみしょり 尽くしみしょり

  ユイヤサーサ 尽くしみしょり

  シュラヨー シュラ 語やびら

六、万人の為も 我が為と思い

  うちなぐち広め 尽しましょ 尽くしましょ

  ユイヤサーサ 尽くしましょ

  シュラヨー シュラ 語りましょ

5. つぃんだら節・久場山越地節 edit